ストレス測定
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ストレス測定
(自律神経バランス測定)
梅田メンタルクリニックは、うつ病・ストレス治療の新たなアプローチであるTMS治療の専門クリニック(心療内科・精神科)です。当院では、患者様に安全な 治療を提供するため、ストレス測定を実施しています。これは、指先にセットした専用のセンサーで心拍変動を計測・分析し、自律神経のバランスを可視化する検査です。分析結果はストレスの状態を推測するデータとし使用。症状を正確に把握することで、より良い治療の実現に活かします。
ストレス測定
(自律神経バランス測定)とは
ストレス測定(自律神経バランス測定)とは、指先にセットした専用のセンサーで心拍変動を計測・分析し、自律神経のバランスを可視化する検査です。
私たちの身体は、自律神経の働きによって最適な状態に保たれています。一方、自律神経のバランスが乱れると、身体にさまざまな不調が現れます。この検査は、そんな自律神経のバランスを可視化するものです。分析結果はストレスの状態を推測するデータとして使用し、症状の把握に活用します。なお、この検査は痛みもない安全なものなので、ご安心ください。
心拍変動(HRV)とは
心拍変動とは“Heart Rate Variability:HRV”の訳語で、心拍が持つ独特の揺らぎを指します。心拍の一拍ごとの間隔は、時計の針のように等間隔に刻まれるわけではなく、生体特有の揺らぎを持っています。この変動は数分の1秒というとても小さなものです。
一般に心拍変動が大きいことは、身体がさまざまな変化に適応していることを示します。一方、ストレス反応時は一時的に心拍変動が小さくなります。長期のストレスなどで自律神経のバランスが乱れると、安静時でも心拍変動が小さくなりがちです。ストレス測定では、こうした変化も把握し、症状の改善に活かします。
自律神経について
自律神経は、生命維持にとって重要な内臓や血管などを自動で制御するためのシステムです。自分の意思で動かせる手足とは異なり、心臓や血管を自在にコントロールすることはできません。私たちの身体では、「交感神経」と「副交感神経」の二つの自律神経がバランスを取っているのです。
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交感神経とは
交感神経は緊急事態に活性化する自律神経です。外敵(ストレッサー)から逃げたり戦ったりするために、蓄えたエネルギーを消費して活動可能な身体状態を準備します。交感神経が活性化すると、わずかな情報も見逃さないように瞳孔は大きく開きます。また、呼吸しやすいように気管支が拡張。さらに、心拍数が増加することで全身に血液が大量に巡ります。逆に緊急時に活動する必要のない消化機能は抑制されます。
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副交感神経とは
副交感神経は交感神経と逆の作用を示すもので、休息時に活性化します。副交感神経が活性化すると瞳孔は小さくなり、気管支は収縮。心拍数も減少します。また、消化機能が活性化し食物の消化吸収が促進され、エネルギーを蓄えます。
ストレス測定の適応
当院のストレス測定は、12歳(中学生)以上の方を対象としています。なお、不整脈をお持ちの方は測定できません。
ストレス測定の適応
ストレス測定を受ける際には以下の点にご注意ください。
- この検査の目的は、問診による診断をより確かなものに近づけることにあります。この検査だけで、精神疾患を自動的に診断したり、疾患の有無を証明したりはできません。
- この検査は治療ではないため、お受けいただいても病状が良くなることはありません。
- 不整脈をお持ちの方は測定できません。
- この検査は測定機器を指先に付けるため、つけ爪等ネイルチップの形状によっては検査ができないことがあります。
- まれに計測不良で判定が困難な場合があります。
検査結果
- 検査結果は、医師による診察時にお渡しします。お試しセットでご予約した方は原則として検査当日の診察となりますので、診察時にお渡しします。検査時間が遅い場合は、後日のお渡しになることもあるため、ご了承ください。検査のみでご予約の方は、後日の診察となりますので、ご予約をお取りください。
- 他の医療機関に通院中の方は、主治医用に検査結果のコピーを無料で用意できます。ご相談ください。
ストレス測定の料金は光トポグラフィー検査に含まれます
光トポグラフィー検査(ストレス測定含む) | 4,800 円(税込) |
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当院は自由診療(健康保険適用外)のため、全額自己負担となります。
初診限定 お試しセット19,800円(税込)
※事前予約のみ
セット内容
- 光トポグラフィー検査
【うつ状態を数値化】 - ストレス測定【自律神経の状態を可視化】
- TMS治療1回【脳を活性化させうつ症状を改善】
- 医師の診察
治療は医師の診断によりますのでご了承ください。
こちらのセットは予約時でのお申込みとなります。来院後に検査や治療が追加になった場合は適用されません。
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- ※再診の方はお電話でご予約ください
ストレス測定(自律神経バランス測定)のよくあるご質問
- Q.1
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ストレス測定だけを受けることは可能ですか?
ストレス測定だけは受けられません。当院ではより正確な状態を調べるために、ストレス測定だけではなく、光トポグラフィー検査も同時に受けていただきます。
- Q.2
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ストレス測定はすぐに予約できますか?
可能な限りご希望の日時にご予約が取れるよう努めております。光トポグラフィー検査と一緒に受けていただきます。当院は土日祝日を含め診療を行っているので、ご都合の良い時間帯にご予約いただければ幸いです。なお、梅田メンタルクリニックの休診日は火曜日です。
- Q.3
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他の医療機関に通院していますが、ストレス測定を受けられますか?
はい、可能です。光トポグラフィー検査と一緒に受けていただきます。当院は紹介状がご用意できない場合でも検査をお受けいただけます。紹介状をお持ちでしたら、受診の際にご持参ください。
- Q.4
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ストレス測定は誰でも受けられますか?
当院のストレス測定は、12歳(中学生)以上の方を対象としています。親権者の同意が必要です。ご来院の際、同意書をダウンロードしてご記入の上ご持参ください。なお、診察の際は、親権者とご一緒の来院をお願いいたします。
- Q.5
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ストレス測定を受けるにあたり、生活の制限などはありますか?
食事等、生活上での制限はありません。普段どおりの状態でストレス測定をお受けください。
- Q.6
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ストレス測定に副作用や危険性はありますか?
ストレス測定では指先に取り付けたセンサーで脈拍を測定します。指先にクリップを挟むだけなので、副作用や危険はありません。
- Q.7
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ストレス測定で病気は治りますか?
ストレス測定は治療ではないので、病気を治す効果はありません。ただ、測定の結果によって、より有用な治療法を見つける可能性を広げられます。
- Q.8
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ストレス測定で健康保険は使えますか?
当院は自由診療を推奨しているため、ストレス測定は保険適用外になります。
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- ※再診の方はお電話でご予約ください
- 前日にご予約の確認のお電話をいたします。
- ご予約された日時にご来院ください。
- ご本人確認できるもの(健康保険証・マイナンバーカード・免許証・パスポートなど)をお持ちください。
- 問診票
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ご来院の際、ご記入の上ご持参ください。
ご記入いただけない場合は、来院時にご記入いただきます。
- 未成年の方向け光トポグラフィー検査
同意書 -
光トポグラフィー検査をご希望の未成年の方は、親権者の同意が必要です。ご来院の際、ご記入の上ご持参ください。なお、診察の際は、親権者とご一緒のご来院をお願いいたします。
主要参考文献
- 井川純一・志和資朗・中西大輔・車地未帆・菊本修・井手下久登(2010)「心拍変動を用いた不安の自律神経機能評価について」,
『バイオフィードバック研究』, 37(2), 97-103(参照:2022/12/5) - 五島史行・水足邦雄・國弘幸伸・小川郁(2010)「指尖脈波解析を用いためまい患者の自律神経機能評価」, 『Equilibrium Research』,
69(4), 207-212(参照:2022/12/5) - 鈴木郁子(編著)(2015)『やさしい自律神経生理学:命を支える仕組み』, 中外医学社
- 高津浩彰・宗像光男・小関修・横山清子・渡辺與作・高田和之(2000)「心拍変動による精神的ストレスの評価についての検討」,
『電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌)』, 120(1), 104-110(参照:2022/12/6) - 前田祐佳・関根正樹・田村俊世・水谷孝一(2016)「脈波を用いた自律神経機能推定に向けた脈波伝搬時間の変動に関する検証」,
『生体医工学』, 54(6), 261-266(参照:2022/12/9) - 松本佳昭・森信彰・三田尻涼・江鐘偉(2010)「心拍揺らぎによる精神的ストレス評価法に関する研究」, 『ライフサポート』,22(3), 105-111(参照:2022/11/25)
- 吉田直浩・浅川徹也・林拓世・水野(松本)由子(2011)「指尖容積脈波解析を用いた情動ストレス刺激時における自律神経機能評価」, 『生体医工学』,49(1), 91-99(参照:2022/12/5)
- Cleveland Clinic "Heart Rate Variability (HRV)"(参照:2022/12/7)
- Task Force of the European Society of Cardiology the North American Society of Pacing Electrophysiology(1996)"Heart Rate Variability: Standards of Measurement, Physiological Interpretation, and Clinical Use", Circulation, 93(5)1043-1065(参照:2022/12/6)