よく見られる症状一覧

ストレスは、外部からの刺激（ストレッサー）により、心や体に負荷がかかる状態です。ストレス状態が続くと、自律神経の乱れや免疫力の低下につながったり、うつ症状を発症したりします。

うつ病は、「気分障害」の一種で、持続的な抑うつ気分や興味・喜びの喪失が特徴です。単なる落ち込みとは異なり、長期間（少なくとも2週間以上）続き、仕事や日常生活に大きな影響を与えます。

双極性障害は、気分が増大する「躁状態」と落ち込む「うつ状態」を繰り返す精神疾患です。躁状態では、異常な多幸感、活動的になる、衝動的なことが増加するなどの行動の症状が現れます。うつ状態では、気分の落ち込み、無気力、集中力の低下、食欲の変化などが起こります。

自律神経失調症は自律神経のバランスが乱れることで起こる症状です。 主な症状は、めまい、頭痛、動悸、冷えやほてり、胃腸の不調、倦怠感などの身体の不調や、不安、イライラ、不眠などの精神的な影響もあります。

不安症は、日常生活に支障が出るほどの不安や恐怖を感じる精神疾患です。主な症状は、息苦しさ、めまい、発汗などの身体的症状や、強い不安、恐怖、緊張、パニック発作などの精神的症状です。

不眠は、寝つきが悪い「入眠困難」、夜中に目が覚める「中途覚醒」、早朝に起きてしまう「早朝覚醒」、眠りが浅く熟眠できない「熟眠障害」が原因となり、日常生活に支障をきたす状態です。

摂食障害は、食事に対する偏った行動や思考が続き、健康や日常生活に影響が出ます。主に「神経性やせ症（拒否食症）」と、過食と嘔吐を起こす「神経性過食症（過食嘔吐）」があります。

適応障害は、ストレスになる出来事の後に心身に不具合が起きる疾患で、日常生活に支障をきたす状態です。

発達障害は、生まれつきの脳機能の働き方の違いによるものです。発達障害には、自閉スペクトラム症（ASD）、注意欠如・多動症（ADHD）、学習障害（LD）などがあります。

依存症は、特定の物質や行動をやめられず、本人が制御できず、心身の健康や人間関係に悪影響を及ぼす状態です。 主にアルコールや薬物への「物質依存」、買い物やスマホなどの「行動依存」があります。

PTSD（心的外傷後ストレス障害）は、命の危険を感じるような強いストレス体験（事故、災害、暴力など）を受けた後、精神的な苦痛が長く続く障害です。 

身体的な異常がないにもかかわらず、痛みや吐き気、しびれなどの身体症状が長く続く病気です。心理的なストレスや環境への不安が原因で、身体症状として現れます。